2007年11月13日

『別冊競馬王 トップランナーの視点』(白夜書房)

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 『別冊競馬王 トップランナーの視点』(白夜書房)にて、伊吹雅也がいろいろな原稿、コメントを披露しています。買ってください。っちゅーか、競馬王編集部宛に「伊吹雅也のページが面白かった」と書き殴ったハガキを投函してください。

 ……正直、「予想家」の立場でこの本をオススメするのはちょっと心苦しいかも。予想という「商品」ではなく、予想家という「メーカー」「商店主」の紹介がメインで、一般的な流通スタイルで言えば「カタログ」「展示会」にあたる本なんですよ。よほどのモノでない限り、「カタログ」や「展示会」にはお金を出してもらえませんよね?

 なので私は、発売日から今日まで『別冊競馬王 トップランナーの視点』をじっくり読みこみました。そしてその結果「これなら一読者としてもオススメできるな」と判断したのでこのエントリを書くことにしました。↑で「買ってください」とは言いましたけど、買うか買わないかの判断は皆さんにお任せします。

 でもね、自分の立場さえ棚に上げたら、こんなに刺激的で面白い競馬本もなかなかないと思いますよ。これまで世に出なかったというだけで、アイテムとしては常に求められていたモノなんじゃないでしょうか。予想家が予想家たりえるのは、自分の予想やその過程を何時間でも語れるだけの表現力があるから。刹那的な「シルシ」や「予想コラム」だけでは(いろいろな制約があって)なかなか語れない、でも予想家各氏の中に間違いなく存在する信念を、インタビューという形式で余すところなくカバーした本です。

 もちろん、この本に掲載されている方々だけが「トップランナー」だとは思いませんし、伊吹雅也がトップランナーなのかどうかは、誰よりも私自身が疑問に思っています。ただ少なくとも、普段なかなかスポットの当たらない部分を読める面白さはあるハズです。個人的に、今回収録できなかった方々のお話が読めるよう、他社さんから類似品が出てくれると嬉しいのですが(笑)。

 以下、『別冊競馬王 トップランナーの視点』の超個人的な見所を挙げておきます。

●パラレルパドック(P2〜)
 現役トップホース12頭を、トップランナー12人がそれぞれの視点から解説しています。ちなみに原稿の締め切りは天皇賞(秋)直前。メイショウサムソンに対する伊吹雅也の解説はスルーしてください(笑)。

●横手礼一さん、姫園淀仁さんによる各章序文(P24〜など)
 競馬予想界を俯瞰するのって面白いですね。横手さん、姫園さんはそれぞれ予想家としてもご活躍されていますけど、これを本職にする人がいてもいいんじゃないかなぁ。

●亀谷敬正さんインタビュー(P28〜)
 何気に伊吹雅也が取材&構成を務めていたりします。実はこれ、私にとって初めての競馬関係者インタビューなんですよね(笑)。本文のデキはともかく、亀谷敬正さんのお話は本当に面白かったです。
 っちゅーか正直、予想家としてのモチベーションは著しく下がった(笑)。私が「こんな理論はどうかな」「こういう指数があると役立つんじゃないかな」とぼんやり考えていたモノを、亀谷さんはいち早く思いついて完璧に検証しちゃってるんだもの。そのなかで実効性を証明されたモノだけが、亀谷さんの予想理論として世に出ているわけです。ただでさえ天才的な競馬観を持っているうえ、予想理論の構築、ブラッシュアップに割いている時間が常人とは違いすぎる。私みたいな凡人は、『カンフルジョッキー』のように地味な研究でゲリラ戦を仕掛けるしかありません。
 亀谷さんのファンは本当に幸せですね。

●『ネタで買って何が悪い』【漫画ver.】(P48など)
 『競馬王』読者にはおなじみ、柏手重宝さんとグラサン師匠さんによるコラム。ま、私がこのお二方のファンというだけなんですが(笑)。先日、『ネタで買って何が悪い-blog ver.』に私の名前が出ていてウーロン茶吹きました。柏手重宝さん、ありがとうございます!
http://keibaoh.jugem.jp/?eid=116

●「半笑い&伊吹雅也」インタビュー(P63)
 ……たぶん「伊吹雅也単独インタビュー」だったら読み飛ばされると思うな。『競馬王』編集部の皆さん、配慮していただきありがとうございました(笑)。そして半笑いファンの皆さん、すいませんでした。
 とりあえず、冒頭ページの写真は「印刷→出版された伊吹雅也写真」として過去最大のサイズですね。顔のデカさはもう諦めました……。対談形式のデメリットがこんな形で露見するとは(笑)。8ページ後ろに山崎エリカさんの写真があるのも地味に痛い。私のブサイクっぷりがこれでもかとばかりに強調されております。ハッキリ言って、同じ生物とは思えません。

●弥永明郎さんインタビュー(P118〜)
 もちろん私が単にファンというのもありますけど、そんなことを言っていたら全ページのレビューが必要になってしまうわけで。このページの見所は、「偉そうな能書きを書いてて、青い札を出して買っているようなやつが多くてね」という弥永さんのセリフ。……P65最下段、伊吹雅也のセリフが弥永さんの目に触れないことを心から祈っております(笑)。

●袋とじ「トップランナーの視点の先」
 私、伊吹雅也は「もどカン」について書かせていただきました。雑誌媒体に出ちゃったのでもう後戻りできませんね。早いうちに「もどカン」理論を完成させなければ。
 ついでに「Polibuki」も初披露(笑)。Polysicsファンが3人ぐらい笑ってくれればと思ったんですけど、この本を手に取るPolysicsファンが3人もいるだろうか。




【TrackBack現象】
『姫園淀仁の一触入魂』
『別冊競馬王・トップランナーの視点』発売!
『ネタで買って何が悪い-blog ver.』
トップランナーの視点
『「破滅へのカウントダウン」〜“半笑い”のやさぐれ博打日記』
トラックランナーの憂鬱【別冊競馬王告知】
『よもっちのケイバブログ』
プロ意識向上宣言。
『厳選長州』
エリザベス女王杯の予想!!
posted by 伊吹雅也 at 02:49| Comment(5) | TrackBack(0) | OSHIRASE IN MY HEAD(競馬:広報) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして♪
「トップランナーの視点」読ませていただきました。(*^_^*)
参考になる部分が大変多かったので、今後、私も少しずつ騎手のことも勉強していきたいと思います。m(__)m
Posted by 山田祐作 at 2007年11月16日 13:05
>>山田祐作様
 はじめまして! そしてお買い上げありがとうございます! あの本を読んで「この人の方法論をマネしてみよう」「あの方法論はこうアレンジすべきなんじゃないだろうか」など、ご自身なりにいろいろと考えていただければこんなに嬉しいことはありません。今後とも宜しくお願い致します。
Posted by 伊吹雅也 at 2007年11月17日 01:26
どうも。
サムソン評に「脚を余さなければまず負けない」と書いたのに秋天で本命にしなかった不甲斐なさを痛感している半笑いです。

とりあえず言いたいのは…伊吹さんのあのサングラス、モノクロだと「目線」にしか見えませんから!
Posted by 半笑い at 2007年11月17日 21:24
昨日馬券で儲かったので、この本京都で買いました。
なかなか興味深い内容ばかりですね。
朝、開門を待つ間にちらちらと読んだだけなので今度暇を見つけてじっくりと読んでみたいなと。
で半笑いさんの本を帰りに地元の本屋(いつも「競馬王」を置いている本屋です)で買おうと思ったんですが・・・置いてませんでした。
こっちは置いていたので、買う順番を間違えたみたいで・・・(苦笑)
Posted by へらくれす閣下 at 2007年11月18日 22:40
>>半笑い様
 どうも! メイショウサムソンが天皇賞(秋)で脚を余すと読むのは、鞍上を考えれば至極当然かと(笑)。あのサングラスが目線にしか見えないのは想定の範囲内です。むしろ唐突に目線が入って「なぜっ!?」と思っていただければ(笑)。

>>へらくれす閣下様
 お買い上げありがとうございました! 『半笑いの馬券術』、結構売れているらしい&でも複数冊置いてくれる本屋はそうそうないので、書店での購入は難しいかもしれませんね……。
Posted by 伊吹雅也 at 2007年11月26日 01:34
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