2006年03月07日

<愛馬グロ>弥生賞の敗因を分析しておこう

oudanmaku.jpg

※今週のグロ画像……弥生賞のパドックに貼り出された、グロ初の横断幕(製作者:CB様)


 昨日は珍しくボスの事務所で打ち合わせをしてたんですよ。
ボス「昨日は良かったね〜」
伊吹「いやー、メチャメチャ悔しかったっす!」
ボス「あれ以上なにを望んでるんだ!?」
伊吹「だって勝てる競馬だったじゃないですか!」
ボス「……」
伊吹「あれぐらいの差なら展開ひとつでひっくり返せますよ!」
ボス「……いやそれはない」
 そんな会話を交わしてきたところです。

 でもさ、冷静に考えると、弥生賞で展開に恵まれたのって実はアドマイヤムーンの方だったんじゃないの?

1着アドマイヤムーン 9-9-8-8
2着グロリアスウィーク 5-7-6-4
3着ディープエアー 8-8-8-8
4着サクラメガワンダー 10-10-10-8
5着スーパーホーネット 5-6-6-7
6着ナイトレセプション 3-2-3-4
7着モエレソーブラッズ 1-1-1-1 
8着ヴィクトリーラン 4-5-5-4
9着マイネルシュピール 2-2-2-2
10着セトウチアポロン 5-2-3-3


 私はラップが読めないので、このレースが単純な瞬発力勝負だったのか、それともある程度底力の要求される前崩れの展開だったのかはわかりません。まあたぶん、皐月賞直前になったら半笑いさんかtionさんが詳しく解説してくれるでしょう(笑)。

 ただ、単純に通過順だけみれば、上位陣総取っ換えの「先行不利/差し有利」なレースだよね。注目してほしいのはグロリアスウィークの通過順。4角で6番手以内にいた馬は、グロリアスウィークを除くとすべて着外に沈んでいます。実際にレース映像をみても、後続集団の中からグロリアスウィークだけが4角で先団に取り付こうとしていました。

 連対馬2頭について、4角以降のレースぶりをそれぞれの視点からまとめてみます。
■アドマイヤムーン
→残り3ハロンから徐々に進出→大外を回ってスムーズに加速→直線入り口で横一線に並ぶ→ソラを使う危険性はあったものの、とりあえず抜け出しを図る→完全に抜け出したあたりで内にグロリアスウィークを発見→馬体を寄せる→ソラを使うことなく伸びる→ゴール前で多少ヨレたものの、無事1着でゴールイン
■グロリアスウィーク
→アドマイヤムーンに対して一定のリードを保ちつつ、残り3ハロンから徐々に進出→4コーナーで進路がなくなる→前が塞がったまま直線入り口へ→1頭分開いたので再加速→完全に抜け出したあたりで外からアドマイヤムーンに併せられる→半馬身ほど先行されるもしぶとくついていく→そのまま2着でゴールイン

 内外の馬場差は無視してますが("内が伸びる""外の方がいい"両方の騎手コメントあり)、どうみてもアドマイヤムーン向きの展開でしょう。仮に「瞬発力勝負だった(=多少前にいたグロが有利?)」だとしても、4角で前が詰まったので位置取りの優位性はなくなっています。さらにアドマイヤムーンと同時に抜け出したことで、わざわざアドマイヤムーンにソラを使わせず、ゴールまでキッチリ伸びるようアシストしてしまっている。これだけのディスアドバンテージが、「経済コースvs.大外ブン回し」という(わかりやすい)アドバンテージをカバーしきれているとはとても思えません。

 皐月賞本番でも、馬体を併せる形にさえならなければ十分に太刀打ちできるでしょう。向こうがフサイチリシャールやサクラメガワンダーと併せに行って、その隙にグロが単独で抜け出してくるイメージですね。

 ……一応断っておきますけど、別に「アドマイヤムーンが弱い」とはこれっぽっちも思ってませんよ(っちゅーか、世代No.1だと確信しています)。ただ、各所で弥生賞のレース分析を読んでみたところ、グロリアスウィークの好走を「展開が向いた」「上手く立ち回った」という論調で片付けている人が多いので、あえてグロリアスウィークを擁護してみました。馬券的なことを考えると、フロック視してくれた方がありがたいんですけど(笑)。

 ちなみに、新聞&雑誌の中でもっともグロリアスウィークを評価していたのは『GALLOP』のレース回顧でした。
直線では、内から勝ち馬に食い下がって見せ場十分。気性的な若さからかレースにはムラがあるが、スムーズに運べれば大一番でも差のない競馬ができる能力の持ち主。
 この辺は私とほぼ同じ認識ですね。皐月賞も「たぶんスムーズに運べない」という理由で切るならともかく、「一線級に混じると力不足」と考えるのは大間違いだと思います。


【TrackBack現象】

『秋葉原系社長室』
私的弥生賞論グロリアスウィークを暴く!
客観的に見るとまあまあの先行馬で上がりに速い脚が使えないので展開に恵まれないと勝ち負けまでは・・しかもよーいドンになったらなお更不利・・・しかし、それにしても重賞2着・4着ってきてる馬に単勝55倍はナメ過ぎでしょう!?ここでみんなが見て見ぬふりしてた大事なデータがあります。新馬・黄菊賞・シンザン記念はメンバー中最速の上がりを記録しかも黄菊賞とシンザン記念はほぼ逃げ馬と同様な位置からのもの・・つまりレース自体はスローでも自身はミドルペースで速い上がりに対応していたということです。

『うまきろく〜2006〜』
2006.03.06 もうちょっとだけグロ
昨年の天皇賞秋のヘヴンリーロマンスが勝った時にも思ったのですけど、「現実の結果」はきちんと伝えて欲しいなぁと本当に思うんですよね。(昨年の天皇賞秋でのレース実況は、最後の1Fくらいまで、ほとんどヘヴンリーロマンスの名前が出てこず「馬群の中ほどからゼンノロブロイ!」ってカメラもそこばかりで…。いや、注目したい気持ちは本当によぉぉ〜〜く分かるんですけども(私ミーハーだしね)実際のレースがどうだったの?ってことは忘れないで欲しいのですよぉ…。)

『Caballo』
グロリアスウィーク、弥生賞2着
道中、もの見しながら走っている姿をTVで見た時は、駄目かなって思ったのですが、良くやってくれました。次は、本番・・・皐月賞ですが、好走と凡走を繰り返すジンクスは続行中なので、次は駄目な番なので、大崩しないように頑張ってほしいです(笑)

『一口馬主な生活(グリーンファーム愛馬会です。。)』
弥生賞GU
前走までは、展開利だの、相手がどうのだと言われていましたが、今日のレース振りはしびれました〜(^^)ヨシトミ騎手の好騎乗と、なにより彼自身の気性が成長しそして強くなってきているのを実感しました!!

『「破滅へのカウントダウン」〜“半笑い”のやさぐれ博打日記』
弥生賞ちゃんと食っとけー!
事前にエントリで「2強(1・2)+前2頭(3・7)の3連複」と書き、直前にコメントで「3連複2・3・7スイチ」と書いた。で、2→3→7(→1)と完璧な結果。これ、レンガ積んでなきゃいけない状況だよね?!
→結局、仁川Sに10,000円・弥生賞に2,000円というヘタレ折衷案実行。嗚呼・・・万馬券事前の「スイチ宣言」で当てときながら、2,000円しか買わないなんて・・・情けない(泣)。


『tionの「どっちも丙丁つけ難い」』
アンカツウアー
弥生賞ハナ差取り逃したー! つうかディープはきさらぎ賞の本命だったってのに・・・。ま、遊びで100円ずつしか買ってないとはいえ、それなら3連複2点で届いてたっての。

『【血統フェスティバル】blog』
弥生賞回顧【血統フェスティバル】
グロリアスウィークはしゃべる!血統フェスティバルでも言っていたのですが、個人的にあまり中山芝2000mというイメージはなかったものの新馬戦を勝ったときに中山芝2000mと東京芝2400mに注目と書いていたようで・・・今回2着に健闘しましたし春の2冠では買いたいと思います。

『ニュータイプ的競馬』
弥生賞 回顧&レビュー
2回中山4日(3月5日) 弥生賞2着 芝・2000M
グロリアスウィーク・・・★★★+★★
今日は先行できずに中団やや後ろの内で待機し脚を温存。外に出した人気馬とは逆に内から馬群を割って抜け出した。抜け出す時の脚も素晴らしいし粘りもある。3着以下を3馬身離しているように、まともに走れば世代トップクラスの能力がある事を証明。本番でも展開次第で一発あり。


この記事へのコメント
先日、某馬主さんとお話をする機会がありました。
「20年やっても重賞を勝てない馬主さんがいるっていうのに、ボクは重賞は勝っていないけど、数年でOP馬が出た。まわりから馬運がいいよねぇ〜≠チていわれるんだよ」

1年目から弥生賞2着馬が出る伊吹先生、その引きは物凄いっすよ。

あと姫園blogを移転して、再会しましたので、またよろしくお願いします。

アドレスは下記です。
http://himezono.cocolog-nifty.com/blog/

 
Posted by 姫園 at 2006年03月07日 12:01
伊吹雅也さん、こんばんは。
とりあえず、自力じゃなくても・・・

武豊ジョッキーが、もう少し下手で、
スーパーホーネットの進路をもっと露骨に
邪魔をしていれば、繰上げで1着だったんですけどね(笑)

グロは、このまま評価が良く無く、フロックと呼ばれても、
しっかり好走してくればいいと思います(笑)
フジTVの出演者が、グロ絡みの馬券は押えてなかったようで、
唖然とした顔を見たのは笑いました。
Posted by MAR at 2006年03月07日 19:15
>>姫園様
 一口歴長いのに未勝利の人とか、平気でいますもんね〜。もちろん、めちゃめちゃラッキーなことは承知しています。でも「シンザン記念2着馬の出資者」としては、嬉しさより悔しさの方が大きい(笑)。
 姫園ブログの復活、1ファンとして非常に嬉しいです。一日一回は見ると思うので、更新頑張ってください。

>>MAR様
 各地の競馬中継(ドリーム競馬など)は、どこもグロリアスウィークの好走に相当戸惑っていたようですね。愉快愉快(笑)。
 皐月賞本番も、特に波乱のない展開なら惨敗するでしょうが、多少いい流れになるようなら十分チャンスはあると思います。武豊騎手との対戦成績だって五分以上なんですから。
Posted by 伊吹雅也 at 2006年03月08日 03:50
おお!ミニ横断幕、写真写りいいぞ(笑)。
皐月賞は、頼まないと間に合いそうにないなぁ(^^;
Posted by CB at 2006年03月11日 00:27
>>CB様
 私はこれを「縦断幕」と呼んでいます(笑)。もし掲示に間に合わなかったら、私が9Rあたりからパドック最前列へ張り付いて、手に持って掲げておきますよ!
Posted by 伊吹雅也 at 2006年03月11日 02:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

弥生賞回顧【血統フェスティバル】
Excerpt: 1〜5着馬の血統を見ながら【弥生賞】を振り返ります。
Weblog: 【血統フェスティバル】blog
Tracked: 2006-03-07 06:15

弥生賞 回顧&レビュー
Excerpt: チューリップ賞と今日分の新馬レビューは明日やります。今日は弥生賞の回顧を。 まずは予想結果からです。予想1着◎アドマイヤムーン2着△グロリアスウィーク3着ディープエアー4着○サクラメガワンダー5着△..
Weblog: ニュータイプ的競馬
Tracked: 2006-03-07 10:52

グロリアスウィーク、弥生賞2着
Excerpt: グロリアスウィーク、相変わらず人気がありませんでしたが、 道中内で控え、4角でうまい事抜け出して、 勝ったアドマイヤムーンに一瞬並びかけますが、 突き放された所で2着でゴールしました。 道..
Weblog: Caballo
Tracked: 2006-03-07 18:57