http://www.daily.co.jp/horse/2014/03/12/0006774427.shtml
競馬ファンなら誰もが一度は夢見たことのある、新しい馬券がネット限定で発売されることになる。対象になる馬券は、「SPAT4」(大井・川崎・船橋・浦和の南関東4競馬場が共同で運営する電話、インターネットによる馬券投票システム)で発売を予定している新馬券「トリプル馬単」(仮名称)。指定された3レースの馬単を全て当てる賭式で採用されることになる。50円の賭け金に対して、配当の上限は3億円。50円から10円刻みでの購入が可能となる模様だ。
距離にもよるが、大井競馬のフルゲートは最大16頭。仮に3レース全てが16頭立てなら、1レースに付き1点ずつだけを投票した場合の理論上の的中率は1382万4000分の1になる。
とりあえず「3レースともn頭立てだった場合」の総組み合わせ数を計算してみました。
3レースとも5頭立てだった場合……8000通り
3レースとも6頭立てだった場合……2万7000通り
3レースとも7頭立てだった場合……7万4088通り
3レースとも8頭立てだった場合……17万5616通り
3レースとも9頭立てだった場合……37万3248通り
3レースとも10頭立てだった場合……72万9000通り
3レースとも11頭立てだった場合……133万1000通り
3レースとも12頭立てだった場合……229万9968通り
3レースとも13頭立てだった場合……379万6416通り
3レースとも14頭立てだった場合……602万8568通り
3レースとも15頭立てだった場合……926万1000通り
3レースとも16頭立てだった場合……1382万4000通り
ちなみに、JRAのWIN5は現在のところもっとも多かった回(2011年10月30日)が141万0048通り、もっとも少なかった回(2011年06月19日)が12万4800通りです。単純な難易度で言えば、こちらの方がだいぶ上だと思います。
実際の購入シーンを想像してみると、3レースとも2頭ボックス(=2頭の表裏)にまとめれば8点=最低400円で済みますが、3レースとも3頭ボックスなら216点=最低1万0800円、3レースとも4頭ボックスなら1728点=最低8万6400円、3レースとも5頭ボックスなら8000点=最低40万0000円です。
3レースとも「1着欄を2頭に固定、2着欄は1着欄の2頭+n頭」という買い方をした場合、2着欄が計3頭(n=1)なら64点=最低3200円で済みますが、2着欄が計4頭(n=2)なら216点=最低1万0800円、2着欄が計5頭(n=3)なら512点=最低2万5600円となる計算でした。2頭ずつのチョイスで1着馬を3レースとも的中させられる可能性や、2着馬が3レースとも1〜5番手評価の馬で決まってくれる可能性を考えると、これだけ投資しても的中させるのは至難の業でしょう。
ぜひ挑戦したいと思いますが、相当にハードな式別であることは覚悟しておくべきでしょうね。